淡路島一周…通称アワイチ。
「自転車で1周する」ことでとても有名なアワイチですが、バイクや車でもアワイチは楽しめます。
関西に来たライダーの皆さんも一度はアワイチしてみたいと思われる方はいるのではないでしょうか?
しかし「アワイチ バイク」で検索かけても自転車の「バイク」が検索にひっかかりエンジン付きの「バイク」の情報が出て来ない…
というわけで、バイク歴2年のかぜぱが実際に走って、アワイチは初心者でもできるのか検証してきました!
結論だけ先に言うと
道が狭くすれ違いが怖い山道が南側にあるので、前を誰かに走ってもらう、もしくは避ければ初心者でも走れる
です!
第一の壁:高速道路と明石海峡大橋もしくは大鳴門橋
125cc以下のバイクに乗られる方は兵庫県側から下道で淡路ジェノバライン(明石港↔︎岩屋港)というフェリーを利用すれば片道600円+バイク550円で通行できますが、250cc以上のバイクに乗る方は強制的に高速道路…しかも明石海峡大橋を走行することになります。
この明石海峡大橋。
めちゃくちゃ景色が良くて最高なのですが、とにかく
風が強いです
横風に煽られながら80km/h以上で走るのでかなりスリルがあります。
私は中型免許とって1ヶ月後に高速道路&明石海峡大橋デビューを同時に果たしましたが、
感動と恐怖のサンドイッチという初めての感情をアラサーになって初めて経験しました。
風が強くない天気が良い日に挑戦することをおすすめします。
高速道路も初心者にとってはかなりチャレンジ案件で、お住まいの場所によってはややこしい分岐を抜けていかなければいけないので、
事前に高速道路チャレンジを別でしておくか、誰かに付き添ってもらうことをお勧めします。
第二の壁:走行距離
アワイチをするためにはトータル150km走らなければいけません。
休憩を軽くとる程度なら半日で回れるアワイチ。
走行時間はのんびり走って5時間くらいでしょうか。
長く運転するというのに慣れていない初心者ライダーにとってはかなり疲労感を感じる距離ではあります。
しかも折り返し地点(南端側)にかなり神経がすり減る山道があるので体力が必要です。
気温によってはかなり辛いかもしれません。
淡路島に入るまでに何km走行しなければいけないかも加味して、あまりにも長くなりそうなら、途中で宿泊してのんびり走るのも良いと思います。
早朝に東側を走ると朝日を浴びれて最高ですよ!
第三の壁:南端の激狭山道「南淡路水仙ライン」
ここが1番の難関だと思います。
道の駅福良あたりの南端周辺は山道になっており、休憩場所やコンビニがなく、ひたすら山道が続く南淡路水仙ラインという道路が続きます。
免許とって1ヶ月後にチャレンジしたアワイチではまだ峠道を走ったことがなかったのでここをカットして走りました。
なので初心者だった当時の私ができたのはアワ2/3程度。
2年後一人で再チャレンジして走ってみたら
あ〜あの時カットして良かったぁ
と思いました。
なぜなら
とにかく道が狭い
からです。
1車線程度の幅しかないのでもし前からでかいトラックが来たら…
カーブで運転が荒くて膨れて来た車がきたら轢かれる…
というのを考えると肝試ししているような気持ちになります。
車同士はどうやってすれ違うんだろう?と思うくらい狭いです。
山道を経験したことがなく、カーブを曲がる際に左側にピッタリ寄せた状態で曲がれる技術がないうちはとても危険なので避けた方がいいかもしれません。
もし曲がりきれず車線の内側に膨れてしまった時に前から車が来たら…
恐ろしいです。
ただ、このカーブを抜けた先にびっくりするくらいの絶景が広がっています。
色々経験を積んで良かったと心から思った瞬間でした!
まとめ
淡路島は1周せずともライダーに優しい施設やカフェがたくさんあり、立ち寄りポイントが多いので何度来ても違う楽しみ方が発掘できる、ライダーにはたまらないスポットです。
今回私は一人で朝6:30に北端の岩屋をスタートし、9時頃に南端の道の駅福良に到着、西側で11時にハンバーガーを食べて、HELLO KITTY SMILEでキティちゃんと喋って写真撮って、14:30に道の駅あわじに到着してアワイチ完走できました。
朝早くにスタートしたせいで東側のお店がことごとく開いておらずスルーしましたが、朝日を横目に見ながらとても清々しい気持ちで走れました。
昼頃に走ればすれ違うライダーとヤエーできたり、カフェに寄れたり…
また別の楽しみ方ができたかもしれませんね。
初心者の方でも、アワイチは少しチャレンジですが、淡路島自体は十分楽しめます!
おすすめは
誰かに前を走ってもらうこと
です!
キティちゃんとのグリーティングで
「今朝4:30に起きて一人で淡路島一周してここに辿り着いたのよ…」と報告したら
ひえええ!
とリアクションされました。笑
ソロも悪くないぞ。うん。
めっちゃ楽しかったんだから。うん。