タイをバイクで走ってみたい…でも渋滞がすごいって言うし…
と、ツーリングはしてみたいけど不安なライダーのために、バイクをレンタルする方法と、実際に走ってみて良かったツーリングコースをご紹介します!
今回ご紹介するルートは、チェンマイからパーイという北部の街まで走って1泊して翌日チェンマイまで帰ってくる約400kmのルートです。
日本と同じ左側通行なので走りやすいですよ!
バンコクに比べてチェンマイは道路が大きく道も整備されていて、程よいワインディングが楽しめるのでおすすめ!
日本で準備しておくこと
現地でバイクに乗るために必要なものは2つだけです。
国際免許の取得
バイクをレンタルする際に提示を求められることはないですが、観光客は警察に目をつけられやすいです。
声をかけられた時に提示できるように国際免許は取得してからタイへ渡航しましょう。
国際免許は最寄りの運転免許場で半日もあれば試験等もなしで申請だけで発行してくれます。
必要あればグローブを持参
レンタルバイクでヘルメットは貸してくれますが、グローブはありません。
現地の人は基本ノーグローブで運転してますが、手の甲が日焼けするのと、今回は長時間走るルートですので、使い慣れた夏用のグローブがあれば持参することをおすすめします。
ヘルメットはSHOEIやAraiは盗難にあいやすいので借りるか現地で買うかした方がいいです。現地では5,000円あれば結構良いものが買えます。
ただ買った場合日本に持って帰ってくるのが大変ですね…
一応タイ(バンコク)で買えるおしゃれなヘルメットショップも記事にしているのでもし良かったらご覧ください!
レンタルバイクを借りる方法
私が今回バイクをレンタルした会社はこちら
S.K.Service Motorcycle For Rent
Webサイトも英語で対応しており、事前に車種が選べます。ただ125cc以上のバイクはありません。
3日目にチェンマイの街中を走る予定なのですが、大型バイクだと路駐できないので、125ccまでのバイクをおすすめします。
どうやらパーイで300ccのオフロード車をレンタルできる場所はあったので、パーイで追加で大型のバイクを少しだけ借りる…というプランもありかもしれません。
予約方法
タイでは基本FacebookのMesssengerやLINEでのやり取りが主流になっています。
貼り付けたリンクもFacebookですが、Webサイトもあります。
私はタイ語ができる友人の助けを借りて、Messenger上でやりとりしました。
英語でもなんとか対応してくれるので良心的。
事前に車種を第三希望まで出しておいて、当日指定の場所まで持ってきてくれるサービスがあるので、わざわざ店まで行かなくても良いです。
チェンマイ空港だと100BHT(420円)、チェンマイ駅だと50BHT(210円)で受け取り、返却までやってくれます。
肝心の値段は1日だいたい350BHT(1,470円)私は3日間借りたのですが、トータルの予約が2日と6時間だったからか2日分の値段+チェンマイ駅までの送迎費でトータル750BHT(3,150円)でした。
ちなみに列車で来た場合の到着するチェンマイ駅は、駅前にずらっとレンタルバイクのお店が並んでいるので、そこでいきなり借りることもできるようです。
注意事項
バイクを借りる際にデポジットとしてパスポートを取られる場合があります。
しかしホテルにチェックインする時や、警察に止められた時など、旅行者にとってパスポートは生命線。
パスポートの代わりに現金でデポジットできるように交渉しましょう。
このお店の場合は3000BHTのデポジットで代替可能でした。
場所によっては現金のデポジットはだめだというところもあるようなのでお店選びは慎重に。絶対にパスポートは確保しておいた方がいいです。
返却する時にはガソリンを満タンにする必要があるのでガソリンスタンドに行く方法も確認しておきましょう。
ガソリンの入れ方に関してはこちらの記事で解説していますのでぜひ一読していってください!
私が今回借りたバイク
今回借りたのはC125のスーパーカブです。真っ赤できれい。かわいい。
レンタルできるリストの中にHONDA WAVEなどのギア操作を必要とするバイクと、原付のようなシステムのスクーターもラインナップにありましたが、坂道やカーブを走るのでエンジンブレーキを使用するためにもギア操作のできるバイクを選びました。
まぁ…実際は単純にギア操作のガチャガチャ感が好きだからなんですけどね…
バイクの免許を持っていない方でも、スクーターがあるのでバイクを借りて走れます。
1日目:パーイへ133km(3時間40分)
チェンマイ空港もチェンマイ駅もわりと近いところにあるのでおおよその走行距離は同じです。
午前中に出発できればかなり余裕を持ってパーイに到着できます。9時までに出れればパーイでランチもできると思います。
私は10時半にチェンマイ駅を出発して現地に着いたのは14時でした。ほぼ休憩なしで走ったのでちょっとしんどかったです。
水分は絶対に持った状態で走りましょう。チェンマイとはいえ常夏です。熱中症対策は万全に!
ただ、道路沿いにカフェが結構な頻度で現れるのでそこで休憩できる場所は適宜あります。
ただしクーラーがついてない半屋外のカフェが多いので要注意。
中間地点あたりにこんな感じの癖つよカフェもあります。笑(クーラーないですが…)
道路も所々穴がありますが避けれるので大丈夫です。基本は綺麗に整っています。
道路整備工事が進められていて、新しいアスファルトになっている道が多々見受けられます。これからどんどん走りやすい道に変わっていくことでしょう!
そして海外を走ってる感を感じられる瞬間がこちら。
普通に牛がいます。結構な頻度で。
なので時折う○こ臭い場所があります。
道路にも普通に落ちてます。踏まないように気をつけましょう。笑
このチェンマイからパーイまでの道のりは「ゲロ道」と呼ばれているようで、バスや車でのツアーで行く方はカーブの連続で酔うことが多いみたいですが、バイクならその心配は全くありませんね。
なんならもっとカーブをくれ…!と思うくらいです。(変態)
パーイキャニオン
パーイの中心街まであと10分…くらいのところにパーイキャニオンという景勝地があります。
入場無料で5分くらい坂を徒歩で登った先に肝が冷えるような道ができています。
写真じゃ伝わらないですね…でもここは行ってみる価値多いにありなので、パーイのホテルに荷物をおいてから改めてくる方が身軽で楽だと思います。(私はそうしました)
パーイ中心街散策
パーイに到着したら、パーイの中心街はかなり小さく密集しているのでバイクでちょこちょこ移動しながら観光できます。夜19時頃の方が活気があります。
欧米欧州の観光客がほとんどなのでなんだか異国の異国に来た感じがします
2日目:ナムロート洞窟(早朝)、チェンマイへ戻る 230km(6時間)
2日目はなかなかハードなのですが、ぜひとも行ってほしいのがナムロート洞窟。
ナムロート洞窟
だいたいのホテルのチェックアウトが12時なのでその時間までに帰って来れるように早朝に出発します。
8時から洞窟がオープンするので私は7:15に出発しました。現地に到着したのは8:20。
大きくて真っ暗な鍾乳洞の中をランタン一つでガイドさんと一緒に巡ります。
ルートは3種類あるらしく、乾季にくれば写真に写っている竹のボートで洞窟の中を進むことができます。
私は6月に雨季に来たので乗れませんでしたが、人が少ない時期&早朝というのもあり完全貸切状態で洞窟を楽しめました。
なぜか自主的に犬もついてきてくれて楽しい散策でした。昼以降はツアー客が来るので、バイクレンタルしている強みを発揮できた気がします。
朝心が折れかけたけど、ここは本当に早起きして行って良かった。
ドーイキィウロム展望台
ここはパーイとナムロート洞窟のちょうど中間地点にあります。
というおしゃれなカフェがあるので、チェックアウトまでまだ時間がありそうな場合はここで少し休憩するのもありです。私はホットタイティーとバナナケーキを食べました。
本当だったら綺麗な雲海が見えるそうなのですが、この日は濃霧で全然景色が見えませんでした…
チェンマイへ帰る
チェックアウトした後、昨日走ったルートと同じ道を帰ります。
チェックアウトの時点でランチタイムなので、パーイの街で腹ごしらえしていくことをおすすめします。
私は道中のカフェで14時ごろに食べたのですが夕飯が遅くなってしまいました…
32 Coffee Hill Cafe
実はここに辿り着く前にものすごいスコールに遭いまして。笑
カッパを着ていたのでダメージは軽減できましたが、あまりにも服が濡れたので着替えようと緊急避難したカフェが思った以上に良かったと言う話。
ここはエアコンがついていないので少し暑いですが、食べ物のメニューが豊富で、どうやらリゾート地を兼ねているようなのでかなり施設が綺麗です。
トイレが綺麗だったのがポイント高い。
私はまたもやホットタイティーとオムレツを頼みました。出来立てアッツアツで絶品でした。
モークファー滝
ここは32Coffee Hill Cafeから20分くらいの場所にある滝です。
入場料は100BHT、バイク駐輪台が50BHTで合計150BHT(630円)
ここに行くまでの道が激坂&絶景なのでぜひともアクセルぶん回して走ってほしいです。
川のせせらぎを聞きながら500mほど歩くと滝が現れます。
切られたような岩がかっこいいですね。
優しい自然を感じられる良スポットです。滝壺まで行っている人がいたので水の中入れるらしいですよ。
ここも行こうか迷ってたのですが行って良かったです。
滝の道に入る前に雰囲気のあるカフェレストランがあったのでそこも行くと良いと思います。
チェンマイとパーイのちょうど中間地点あたりにあります。
チェンマイ散策
早くチェンマイ市内に到着できた方は散策できると思いますが、私はスコールでびちゃびちゃになって満身創痍だったのと、到着時刻が17時ごろだったので近くの屋台でご飯を食べただけでした。
3日目はチェンマイ市街散策にあてていたので、この日は早めに就寝…
3日目:チェンマイ市街散策
2日間走りまくったので最終日は軽く移動する程度で…
と思っていたらチェンマイ市街は時間関係なくずっと若干渋滞してました。
特にお堀周辺は混雑していて、すりぬけをしないといけないレベル。
15時を超えてくると大きい道路もさらに混み始めるので、バイクの返却時間に間に合うように時間に余裕を持って行動することをおすすめします。
ちなみにバイク返す1時間前にまたスコールに遭いまして、びちゃびちゃで寝台列車にのることになりました…
5月〜10月ごろの雨季に来られる方はカッパ必須です。
まとめ
トータル3回もスコールに遭って履いてたコンバースが何度も浸水しましたが、それに勝る楽しさがありました。
異国を走る面白さに気づいてしまいました…。
ツアーに申し込んで知らない人と観光地回る面白さもありますが、自分のタイミングで、自分の足で行きたいところに行きたい時に行ける自由さもまた、バイク旅の良さだなぁと思います。
ぜひ、チェンマイに足を運んだ際にはレンタルバイクして走ってみてくださいね!
今回の旅の様子の動画をYouTubeにあげてますのでもしよければ見てください!
では!