こんにちは!納車を今週末に控えたウキウキのかぜぱです。
新車を購入した場合に必要とされる「慣らし運転」とはなにか?
初心者ライダー向けに解説します。
慣らし運転
慣らし運転とは、総走行距離500km〜1000kmを目安で車体を走行することに慣れさせること。
これをすることで車体の性能を高く保つことができると言われています。
ちなみにHONDAは500km、KAWASAKIは1000km慣らし運転することを推奨しています。
KAWASAKIのように数値が明確化されているところもあればHONDAみたいにフワッとしているところもあり、自分が購入するバイクによって推奨されている条件が異なります。
それでは慣らし運転とは具体的にどういう運転なのか?
それはタイヤの慣らしとエンジンの慣らしです。
タイヤの慣らし
新車のタイヤは、溝はありますが表面に型を取る際の薬品がまだついており、滑りやすくなっています。
なのでそのタイヤをある程度の距離を走ることで削り、グリップがちゃんと効くようにする…ということが「タイヤの慣らし」です。
これはタイヤの皮むきとも言われていて、だいたい100kmという説もあれば1000kmという説もあり、これ!という明確な基準はありません。
というのもそのバイクでどんな道を走るかにもよりますし、長距離を走るのか、短距離を何回も走るのか…など、バイクの乗り方は三者三様だからです。
とにかく、それでも共通していることは新品のタイヤは
滑りやすい
ということ。
雨の日やマンホールの上、カーブなどは特に注意する必要があるようです。
エンジンの慣らし
新車のエンジンはまだ金属同士の連携がまだぎこちなく、オイルがあるとはいえ摩擦で金属が擦れて塵がでたりします。
その状態でエンジンの回転数を極端に上げるような運転や空ぶかしをするとエンジンに負荷がかかってしまい、ちょうど良い回転数の範囲で金属が馴染んでくれません。
なので慣らし運転の目安1000kmに到達するまでは回転数を上げすぎない走行を心がけます。
例えばKAWASAKIのバイクなら250ccまでの車種は
「200kmまで4000回転、350kgまでは6000回転、1000kmまでは控えめな運転」
が目安と明記されています。
ちなみに400cc以上は
「350kmまで4000回転、600kmまでは6000回転、1000kmまでは控えめな運転」
となっており、回転数に対する走行距離の目安が異なります。
数字を厳守するというよりかは
空ぶかしや急発進、急加速をしない走行を心がけることが大切です。
慣らし終わりor1ヶ月経過で点検
納車して1ヶ月もしくは1000kmに到達したら購入したバイク屋さんが点検をしてくれます。
走行距離の目安はお店や車種によっても違うようなので、購入店に確認しましょう。
まとめ
スポーツする前にアップをするように、バイクにもアップが必要です。
ストレッチやランニングをせずにいきなりダッシュすると、体を痛めたり思ったより速く走れなかったりしますよね。
バイクも同じで長く快適に乗るためにはバイクに自分の運転のやり方や走るということに慣れてもらわなければいけません。
生き物みたいですね。笑
縁あって出会ったあなたの新車バイクはこれから色んなところへ一緒に行く相棒です。
バイクにとってもあなたは初めて乗せる相棒です。
ただの移動の道具として扱わずに大切にしてあげたいですね。
では!