シンガポールをバイクで走ってみたいという方のために、2024年7月にMTバイクでシンガポール1周をした私が、どうやってバイクをレンタルしたのか、何が必要なのか詳しくお伝えします!
会社によっては外国人に貸せないところがあったので、ネットからの予約確認が必須です!でも予約入れてしまえば借りるのは簡単!
今回利用したバイクレンタルショップ
事前にいくつかリストアップして3カ所良さそうなところがあったので、アポとって価格等を比較した結果、今回選ばれたのは
というバイク屋さんです。
チャンギ空港とベイエリアの中間くらいの場所に位置しているショップで、大型の工業倉庫の4階に店舗があります。
この建物がとにかく大きくて迷路です。中に入り4階へ上がると4-28の区画に店舗があります。
レンタルするまでの流れ
ネット予約
ショップのWebサイトにアクセスして、レンタルしたい車両を探します。もしくはレンタルしたい期間を指定してその期間レンタルできる車両を探します。
ネットだと最低3日からしかレンタルできないようで、1日だけのレンタルはやっていないとのことでした。
なので3日間で期間を選択して予約画面に進みます。
最終的にデポジットを支払うことになるのですが、デポジットを半額払って、当日残りを現地で支払うか、この時点で全額支払いするか選択できます。
私は予約したバイクがちゃんと足がついて運転できるかどうかを確認したかったので、半額をPaypalで支払いしました。残り分は現地でカード決済できるので半額でいいと思います。
支払いが完了すると、数日後にメールが届きます。
パスポートの写真と国際免許証の写真を指定された電話番号経由でWhatsAppで送るように言われるので、言われた通りに送信。
問題なければもうあとは現地に行くだけです。
このネット予約で事前に準備しておいた方がいいのがPaypalのアカウント作成とWhatsUpのインストールです。
シンガポールではどのレンタルショップでも基本WhatsUpでのやりとりでした。
現地でもなにかあった時にすぐチャットや電話ができるのでインストールしてアカウントを作っておきましょう。
現地に行く
予約日と来店時間(WhatsUpで聞かれます)が決まったらその時間に店舗へ行きます。
しかし、店舗が電車の駅から離れており、バスを利用するか、Grabというタクシーを利用します。
青色のDown Town LineのUbi駅を降りて「Opp Eunos Technolink」というバス乗り場へ行きます。
ここから94番のバスに乗ってOpp Air Force Museumで下車すればあとは徒歩5分くらいで着きます。(建物の中入ってから10分くらい歩きますが…)
バスの乗り方については後ほど記事更新しますのでお待ちください…タッチ決済できるカードを乗る時と降りる時にタッチすれば乗れます。
店舗に到着したらオフィスまで入って名前を伝えると手続きの準備を進めてくれます。
きれいなオフィスです。
価格の説明を受けたりパスポートの提示したり、とにかく言われたものを提示するだけです。
ここで、事故や何かがあった時の保険として300ドル分のデポジットをクレジットカードで支払うことになります。これは何もなければ全額後ほど戻ってきます。
車体の確認
予約の確認が終わったら借りる車体をチェックします。
この時にガソリンタンクのこのラインまでガソリンをいれてくださいと指示されるのですが、このラインを2日後に忘れてしまったがために給油が足りず後ほど不足分を請求された日本人は私です。笑
写真なり動画なり残しておくことをおすすめします。なぜならシンガポールのガソリンスタンドはセルフだからです。
私がレンタルしたYAMAHA FZN150に給油するガソリンの種類は「95」だと言われました。ガソリンの名前はタイと同じですね。
シンガポールの道路にはERPというシステムがあって、渋滞を防ぐために時間帯によっては料金がかかる道路があります。
道の至る所にゲートみたいなものがあるのですが、日本でいうETCのように通ると自動でお金が引き落とされるシステムです。
これはバイクにも適用されていて、ETCのような端末がハンドル周りに取り付けられています。
この黒いボックスみたいなところにEZ-Linkカードというプリペイド式のカードを差し込みます。
ERPというシステムは知っていたのですが、EZ-Linkカードを差し込むという情報を得られず、手ぶらで行ったカゼパはスタッフの子に「EZ-Link持ってる?」と聞かれ
はにゃ?
となり、スタッフの子が自分の個人で使ってるカードを貸してくれました。しかも返す時に使った分現金で返そうとしたら「いいよいいよ!」と言われ、優しさに脱帽。ありがとう…
EZ-Linkカードはセブンイレブンで購入できて、セブンやガソリンスタンドでチャージできるそうです。これで電車なども乗れます。
このカードを差し込んでおけば駐車場でもETCのようにスムーズに支払いができます。とても便利。あの駐車券を取る煩わしさから解放されたいのでぜひとも日本でも導入してほしい。
支払い
車体の確認ができたらもろもろオプションなども込みの値段をデポジットで払っていなかった分支払います。
私は今回ヘルメットは持参、スマホホルダーをオプションでつけたので+10ドル追加でし辛いました。
ちなみにスマホホルダーは必須です。シンガポールは1本車線変更ミスっただけで全然違うところに連れて行かれてしまいます。笑
路駐してスマホを確認するということがほぼできないのでスマホホルダーはつけてもらうか持ってくることをおすすめします。
私の今回の支払いは以下の通り
車両:YAMAHA FZN150
レンタル期間:3日間
事前デポジット:$52
現地支払い:$52+スマホオプション$10
合計$114(¥13,442)
3日でこの値段ならまあ安いと思います。タイではスーパーカブが3000円くらいでしたが。笑
私はこのショップの中のMTバイクで一番安い車種を選択しました。
他の候補のショップでは基本2万円超えていたので良心的な価格設定です。
いざ出発!
出発する時にスタッフの子からレシートを1枚渡されます。
これはこの倉庫を出る時のゲートでかざすレシートらしいです。
EZ-Linkを挿しっぱなしだと2重請求になるみたいなので、カードを抜いてからゲートに行ってレシートをかざしてを出るのだそうです。
ここまでで手続き完了したらあとは走り出すだけ!
ここのショップの人たちはとても親切で気持ちよくレンタルすることができました。
ちなみに返却する時間を出発する前に再確認しといた方がいいです。
予約入れる時に3日目の16時に返すと入力していましたが、それが伝わっておらず、朝10時頃(借りた時間と同じ)に返却することになっていました。
そうとは知らず結局3日目は雨だったので諦めて自分の中では少し早く13時に返却したら、遅かったね!雨大丈夫だった?と言われ、返却が遅れたことの罰金は免除してくれました。(私が雨でずぶ濡れ満身創痍だったからかも…ありがとう…)
知っておいた方がいい知識
150ccバイクでも高速道路を走れる
…というより、「高速道路に入る」という感覚がありません。
気がついたらゲートもなく高速道路みたいな道に入っていて、たまにERPのゲートが現れる程度。今回道路で料金は徴収されていなかったので、有料の時間帯に走っていなかったようですが、日本のように125cc以下は〜のような規制はないようです。というより125cc以下のバイクがない…。
「バイク シンガポール 高速道路」を英語でも検索しましたが情報がなく…出たとこ勝負で走ってみましたが問題なく走れました。
ただ90km/h道路とかがあるので150ccでアクセルぶん回しです。笑
ガソリンスタンドはセルフでまず給油
1カ所しかガソリンスタンドに行っていないので他と比較できないのですが、日本と違って、お金払ってから給油ではなく、いきなりタンクに自分で給油して、入れ終わったら支払いをするシステムでした。
給油する前にクレジットカードを差し込んだらエラーが出て、仕方なく現金で払えないか聞いたら、まずガソリン入れて、横にある売店にスタンドの番号と伝えに言ってと言われました。もしかしたら給油した後にクレジットカードを差し込んでいたら支払いができたかも…と思います。
とりあえず、給油が先です。
高級車だらけ。スピードが速い。
シンガポールの道路は政府が車の台数を制限しているのと、車両の値段が日本の8倍、10年に1回「車に乗る権利」を買わなければいけないということで、かなり高級車が走っています。すりぬけはまずやめておきましょう。笑
市街地でも高架道路に入ると信号がないので、全体のスピードがかなりあります。4車線ある大きい道路を80km/hで端から端まで車線変更して行かなきゃいけない場合もあるのでかなりスリルあります…
Y字型の分岐がかなりあるので一度分岐をミスったら違うところに連れて行かれる…
まあ日本の高速道路と同じですが、助かる点は間違えてもお金が発生しない場合が多いことですね。
まとめ
今回シンガポールでバイクを借りて走ってみて、思ったのは、大型バイクで有意義に爆走するのが楽しいのではないかと思います。
路駐ができず、絶対にどこかしらの駐車場、駐輪場に停めなければいけないので目的地を決めてから走ることをおすすめします。
中心街の摩天楼、北部の軍事基地地帯、基本制限速度が高めなので、スピード感あるツーリングが楽しめます。
シンガポールでバイクに乗ってみたい方の参考になれば幸いです。
みなさまご安全に!