「アユタヤに行きたいか?」
取引先の人たちと翌日お出かけする予定だったのですが、元々は海に行く予定でした。
しかしかぜぱ。とんでもなくカナヅチで、私を足がつかない水辺に放り投げたものなら勝手に天に召されるので、なるべく水辺には近寄らないようにしている究極型陸上生物なのである。
しかし前日にこのオファーを聞いてみんなの意見を聞く前に反射的に
「いぎだい!!!」
と言ってしまったのである。
ごめん、みんな、もし海のほうが良かったのなら本当に謝る。
ということで結果的にドライバー付きで念願のアユタヤに行けることになったのである。
普通アユタヤではバンコクから車で1時間で行ける場所にも関わらず、なかなかタクシーも捕まらないし、一つ一つの場所が絶妙に離れていて移動しづらいので、ツアーに申し込むなり運転手を雇うなりしないと、スムーズに回れない場所らしい。
これはとんでもなくラッキーでありがたい。最高。
ワット・パナンチューン
最初に行ったのはワット・パナンチューン。
想像以上に大きい仏像で圧巻。
お寺はなんか写真撮るのは良いんだろうけど、なんか遠慮しちゃってデータが圧倒的に少ない。特に仏像系は。
周りの見よう見真似でハスの花の蕾をお供えしたり、数字が書かれた棒が入った箱を振って出てきた数字の紙を貰ったり(どうやらおみくじらしい)
紙はタイ語、英語、中国語の3種類ありました。
最後に
「結婚はするだろうけど時間かかるよ。」って書いてました。
やかましいな、分かっとるわ。
あ、すみません、つい…失礼しました…
寺の案内などはタイ語オンリーで難易度高い。
中は靴を脱いで入ります。短パンの人もいましたが特に注意されることもなく入れました。
王宮とかは基本外なので日差しが辛いですが、ここは大きな建物の中をぐるっと回るお寺でした。暑さをあまり気にせずゆっくり回ることができます。
ワット・ヤイチャイモンコン
ここは完全屋外で、アユタヤらしい三角形の建造物や巨大な涅槃像を見ることができます。
ゼルダの伝説のブレスオブザワイルドの世界観がかなりアユタヤに近いなと思いました。
ゲーム内ではこの三角形の祠の中に入って謎解きをしたり、どえらいパワーのビームで攻撃してきたりするんですけど、誰もゼルダやってる人なくて伝わらなかった…
ブレワイ好きな人はテンション上がるお寺だと思います!
なんか知らんけど三角形の視覚効果が相まってめちゃめちゃ身長高く見える。
一番大きい三角の建物は長い階段を登って中に入れるのですが、そこではコインを深い穴に落として小さい壺の中に入ったら…なんかちょっとハッピーだよっていうスポットがあります。
みんな暑い中長い階段を登ってたどり着いた後なので、汗だく満身創痍でコインを落としてます。
私は1バーツを無事壺にインできたのでなんかちょっとハッピーになりました。
どうしよう!普通に観光しすぎて何も面白いエピソード言えない!笑
エレファントキャンプでゾウに乗る
次に連れていってくれた場所はゾウに乗れるスポット、エレファントキャンプ。
餌持ってなくても近くにいたら鼻でちょっかいかけられます。笑
アユタヤには2ヶ所ゾウに乗れる場所があるらしいのですが、ここでは普通の道路を歩きます。
なのでここ周辺の道路はゾウの横断待ちがあり、若干車の流れが悪いです。
そして車を降りてチケットセンターに行くまでの道のりが
とにかくウンコまみれ
です。
土のエリアを歩いてる時なんかもう土なのか、ウンコでできた土なのか分からないくらいウンコ落ちてる。
久しブリブリに
うわぁ!ウンコだぁ!!嬉
って言ったよね。
アユタヤの他の寺や観光地は全く日本語がなかったのに、なぜかここだけ日本語でいろいろ案内が書かれています。
日本人がよくツアーで来るのかな?
外国人は200バーツで乗ることができます。
5分ぐらい歩いて普通の道路脇でUターンするのですが、そこでなぜか台車を持ったおばちゃんが立ち往生していて3頭ぐらいゾウが固まって前に進めなくなりました。
ゾウ使いが「どいてくれ」的なことを言うのですが、おばちゃんは怒ってる感じではないけど、やんややんやと何か言っています。
というのも、そのおばちゃんが持ってる台車に乗っていたのは
大量のゾウのウンコ。
そう、おばちゃんは道路に落とされたゾウのウンコをひたすら回収するスーパーウーマンでした。
つまりやんややんや言ってたのは、あんたたちがここでウンコしまくるからしょうがないでしょうがッ!!
ということである。
そう、誰も悪くないのだ。
なんならおばちゃんに敬意を払うまである。
ありがとうおばちゃん。
降りる時にチップをゾウ使いに請求されて、ゾウの鼻にチップを渡すことになりました。
となると必然的にコインは無理なのよね。
まあ、楽しかったし20バーツゾウの鼻に渡せたからいいや。
でもそのうち10バーツをさっきのおばちゃんに分けてあげたい気持ちになりました。
遺跡と寺の話は薄いのにゾウのウンコの話はキーボードを叩く速度がえげつなく早かったので、やはり大人になってもウンコの話は面白いんだなぁと思った今日この頃。
汚い話失礼しました。笑
ゾウかわいかった(感想薄っ)
ワット・プラマハータート
あの有名な木の根元に仏像の顔が埋まっている遺跡があるのがココ。
旧ビルマ軍(ミャンマー)に襲撃されたアユタヤ王朝の遺跡なのですが、たくさんの仏像が意図的に首だけ切り落とされていてちょっと胸の奥の方がズッ…と重くなるような空間でした。
「似てるー!」と言われて、なんとも言えない気持ちと、ありがたい気持ちで複雑なアルカイックスマイル。
この仏像は切り落とされた仏像の頭が時を経て木の根本に吸収されていったもの。
こんな綺麗に顔が真っ直ぐ持ち上げられることある?ってぐらい不思議な自然の力を感じます。
でも思ったより道路に近くて、写真撮るために座る台まで用意されていてすごい観光地感だった。
かなり広大なのですがみんな手前にある木の根本仏像に集まっていて、奥の方の遺跡エリアにはあまり人がいない印象でした。
正直奥の遺跡エリアの方が圧巻だった。
縦でしか撮影してなかった自分を恨むわ。
ここは他の場所とは空気が違いましたね。
なんか冷たかったです。
まとめ
時間的に水上マーケットには行けず…
アユタヤを後にすることになりました。
いやでもかなり満足です。
連れて行ってくれた取引先のタイ人ファミリーに心からのコップンカーをお贈りしたい。
行けてよかった。
バンコクとは違う、昔の「タイ」を感じられる場所でした。
では!次は王宮編かな!