一番欲しいものは大体手に入れられない人生を送ってきました。
そんな人がほとんどだとは思うけど。
小さい頃ずっと欲しかったかかとにローラーが入った靴(ヒーリーズ)はサイズがなくてワンサイズ小さい、好きじゃない色を買って足が痛かったし。
好きな人に好きになってもらえなかったり。
バレー部の部長なのに、引退間近で膝の前十字靱帯を切って手術する羽目になったり。
大学受験は第一志望不合格。卒業後の仕事は第二希望の会社。
私の人生の節目は不本意と抱き合わせセット。
…いや、そろそろタイの話しろよ
って言う声が聞こえる気がするので本題に入りますが、
端的に言うと、バイク関連の仕事をしている友人からタイで長期で仕事できる人探してるんだけど…という話に食い気味の即答で「行く」って言ったっていう話。
平日普通に仕事もしてるのに、なんでこんな勢いで即決ができたのかというと…
前日に好きな人に告白してフラれたんですよね(ドーン)
それに、その時の職場はいい同僚や上司に囲まれて良い環境だったのに、長く続けられない不本意な理由があって、そろそろ転職しなきゃいけないな…と思ってたから。
いやフラれたっていうインパクトが強すぎて職場のことは後付けみたいになってるけども。
とにかく変わらなきゃと思ってた絶妙なタイミングにタイの話が舞い込んできた。
海外でまた仕事したかったし
フラれたから関係の維持に気を遣うような人はいない。
この条件がバチィィとハマった瞬間もうね
これが私の人生だ(バァァァン)
と思ったわけです。
安定を求めて会社に入ったはずなのに結局
どう考えても安定できない、定住しない、自由すぎる世界に帰ってきました。
(元々個人事業主でした)
友人一行がタイに出張する日まで1ヶ月を切りそうだったので、私は翌日有給を取得していたにもかかわらず職場に退職する話をしに行きました。
1ヶ月後に辞めます
と。
もうほんと、道半ばの仕事もあったし、急すぎて申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、「辞める時はちゃんと綺麗に辞める」をポリシーにやらせてもろてますので。
私なりに精一杯勤め上げて1ヶ月後に退職しました。
ありがとうございました。素敵な職場でした。できれば長く働きたかった。
というわけで、これがタイトル通り「なんか(フラれた)勢いで仕事辞めてタイに行くことになった話」でございます。
ここで冒頭に話した不本意についての話に戻ってくるんですけど、
この「タイに行くと決めた」っていう結末だけ聞いたらなんかすっごいキラキラしたポジティブな話に聞こえるじゃないですか。
でもここに至るまでに、自分の中でかなり大きな不本意な環境や出来事があって、そこに突然現れたオファー。
やっぱり私の人生の節目は不本意と抱き合わせセット。
でもね、不本意も悪くないなって思うんですよね。
何事も思い通りにうまく行くわけないし、もしかしたらタイに行って「思ってたんとちゃう…」って思うかもしれない。
でも意外と不本意の中にチャンスやきっかけがあったりする。
自分の意図や意思(本意)なんてたかだか30年生きてきた経験知でしかないし。
逆に不本意の方がその時の自分にとっては正解になるかもしれない。
今のところ短い人生を振り返った時に、あの不本意な経験があったから今の自分があるって思えるから。
つまり、フラれたという不本意体験も、後々あの時フラれといて良かったと思える時がくるから。と自分に言い聞かせる。
実際にフラれてなかったらこうして新しいチャレンジはできてないわけだからね。
ほら、涙拭けよ。
タイでいい人見つかるって。きっと。笑