こんにちは!ライダーとしては2回目の冬を迎えます、カゼパです!
昨年の冬が寒すぎて運転中手がかじかんでしまい命の危険を感じたので、今年は何かしら対策をするぞ!と意気込んでいたのですがなかなか売られている冬用グローブのサイズが大きくて合わない…
インスタグラムの女性フォロワーさんたちにどんな冬グローブを使っているか質問したところ、いろんなおすすめ装備や商品を教えてもらったので、その中からいくつか買って検証してみました!
XSサイズでも指先が余るライダー集まれェ!
ただし、カゼパのバイクは電源供給ポートを繋いでいないため、バイクのバッテリーから電力供給するタイプの商品を試せていません…ご了承ください!
グローブのサイズが合わないと危険
バイクの運転時に着用するグローブはサイズが合わないとクラッチやウィンカー操作がおぼつかなくなり、操作ミスによる事故の危険性が高まります。
またグローブの中で指が滑ってしまうと、アクセルの開け具合が思った通りにならず、ふかしすぎたり開かなさすぎたりします。
KOMINEの電熱グローブを着用してみた時に実際に経験した話です…。
出発してすぐに命の危険を感じ、速攻で戻ってグローブ変えました。
おすすめグローブを聞いたフォロワーさんの中に、グローブのサイズが合わず、操作ミスで前の走るバイクに突っ込んでしまった方がおられました…
事故を起こさないためにも自分に合ったグローブを見つけることは大事ですね…
グローブの選び方
ではバイク用のグローブを買う時にどういったことに気をつければ良いか、ポイントをまとめてみました。
自分の手のサイズを数字で把握する
店舗では試着ができるからいいのですが、女性用のグローブはそもそも販売数が少ないので、店舗に在庫がない場合が多いです。
しかも小さいサイズのものはさらに品数が少ない&需要が高くなかなか手に入らないです。
なので必然的にネットで手に入れることが多くなるのですが、その場合自分の手のサイズ感を数字で把握しておくことが必要になります。
というのもS・M・L表記で見てしまうと、メーカーによってサイズ設定が全然違うからです。
大体は、手首から中指の指先(手長)と手の平から甲をぐるっとした長さ(手囲)で表記されていることがほとんどなので、少なくともその数字は把握しておきましょう。
…なのですが、大事なのは中指の長さと親指の長さなのです…これについては後述します。
ちなみに下の画像は私カゼパの手のサイズです。
既製品の手袋のサイズ感と比べると自分は手の長さの割に手のひらが分厚いことが分かりました。笑
中指と親指の長さが重要
クラッチ操作は中指(または人差し指)ウィンカー操作は親指をよく使うので、その2本の指のサイズが合っていることがとても重要です。
長さも大切ですが太さも合っていないと、グローブが硬い場合、グローブの中で指が滑り、指を曲げているのにグローブは曲がっていない現象が起きます。こうなるとクラッチは握りにくいし、ウィンカー操作ができません。
太さに関しては後述するインナーグローブを使用することである程度カバーすることができますが、長さだけは…どうにもなりません。
でもですね…売られている手袋やグローブで中指の長さと親指の長さを表記しているメーカーはほとんどありません…さらに手長や手囲の情報もないものが多々あります(特に電熱グローブ)
なのでサイズ表記がないものをネットで買うのはなかなかリスクがありますが、その場合は返品交換ができるものを選んだ方がいいですね。
あとXSの表記に惑わされて買ったらメンズのXSでサイズ大きかった…なんてこともあるので女性の方は要注意です。(経験者は語る)
“バイク用”を選ぶ
これはキャンプ用の革グローブを買って試してみたときに感じたことなのですが、指の長さのサイズはジャストサイズなのに、指の関節部分に何も工夫がされていないので指を曲げるのにかなり握力を使いました。さらに指輪をしていた箇所が締め付けられて鬱血しそうにもなりました…
その面やはり「バイク用」と謳われているものは、指を曲げることを意識した作りになっているので、長距離走る時の握力の疲労感がかなり軽減されます。
最初は疲れていないのでいいですが、30分以上ツーリングすると快適さに圧倒的に差が出てきます。
インナーグローブを使う
特に冬用はグローブそのものを洗うことができないため、内側に薄手のインナーグローブをはめることでグローブを清潔に保つことができます。
バイク用のインナーグローブはかなり薄手で伸縮性があるので、あまりサイズが大きく変わることがありませんが、インナーグローブを使用したい方は先にそちらを購入してから、店舗でそれをつけてグローブの試着をするといいですよ!
実際に買って検証してみた
フォロワーさんが使用しているものやおすすめされたものをいくつか購入して試してみました。結果選ばれたものは果たして…?
Rosso Style lab RSG-339 DARK BROWN S
この商品は手囲しか表記がなく…でもインスタグラムで一番おすすめされたメーカーだったので合いそうなサイズをネット注文。
手囲の目安→XSは160mm、Sは170mm、Mは180mm。
手囲のサイズだけ見るとMサイズなのですが自分の指の長さを信じていないので、手のひらが少しパンパンになるのを覚悟でSを購入。
シープレザーのいい香りがします。
親指はわりといいサイズ感だったのですが人差し指、中指が1cmくらい余りました。交換対応してくれるショップだったので、XSサイズが唯一残っている別の色と交換してもらうことにしました。
Rosso Style lab RSG-339 KELLY XS
先ほどのグローブの色違いで少し緑がかったものです。
装着感は指の付け根にしっかり合わせるとジャストサイズ!
手囲は気になりませんでした。むしろ余裕あるぐらい。
まだ革が硬いので指の付け根が浮いてしまい人差し指は5mmくらいの余裕ができてしまいますが、使い込んだらいい感じに手に馴染みそうです。
今年の冬は君に決めた!!
コミネ電熱グローブEK-218 XS
Amazonのブラックフライデーでバッテリーとセットで22000円くらいで売られていたのでXSサイズを購入。
ただし、このグローブには手長や手囲の表記がなくかなり博打的な買い物になりました。
結果この博打は大外れ…
指先が1cm以上余り、指が中で滑ってしまい、運転不可能と判断し、家を出て1分でとんぼ帰りすることになりました。
暖かかったんだけどなぁ。
あと手首の手の甲側にバッテリーを入れるのですがアクセル捻った時にぶつかってめっちゃ邪魔でした。
サイズが合っていたらしっくりくるのかもしれません。
残念…
CAPTAIN STAG キャンプ用革手袋 S
こちらはAmazonで1500円程度で購入できるキャプテンスタッグのアウトドアグローブ。
本革でできているので防風に期待したのと、単純に黄色いグローブが欲しかったので買ってみました。
指の長さのサイズ感はバッチリだったのですが指の太さが思ったより細く、革が少し硬いのも相まってかなり指を曲げるのに力が必要でした。
サイズは合ってても、やわらかさと指の曲げやすさがなければバイクグローブとしては使いづらいんだなぁと感じた商品でした
あとですね…
グリップにめちゃめちゃカスがついた。笑
他のグローブに変えて運転したらいつのまにか取れてましたが…
GOLDWINバイクグローブWS
こちらは私が昨年から使っている、ノースフェイスなどを取り扱っているゴールドウィンのグローブで、左が冬用(GSM26252)で右が春夏用(GSM26006)です。
春夏用のものが私が教習所時代に初めて買ったグローブなのですが、これがまあウルトラスーパーフィットでして。最高。
春夏用なだけあってメッシュ素材がところどころ使われており使いやすい…!
それなら同じメーカーの似たような形の冬用WSサイズを買えばいいだろう!と思って左のピンク購入したのですが…(色がピンクしか残ってなかった)
あれ、指余ってね?
親指がジャストフィットしているのでウインカー操作に不安はないのですが、中指と人差し指1cmくらい余ってますけど…
おかげでスマホの感度が悪いのなんの。
でもですね、コミネの電熱とキャンプグローブを使った後にこのグローブに帰ってくると、ものすごい使いやすく感じるんですねぇ…
あ〜これこれって感じで。
指は曲げやすいし指先の素材感がいいのでやはりバイク用のグローブがいいよねという結論に至らせてくれたものです。
指の長さがピッタリだったRosso style labのXSサイズよりも指は曲げやすいです。
残念ながらもうネットには商品がありませんでした…
RS Taichiインナーグローブ M
こちらは2000円くらいで買えるバイクの中に着用するインナーグローブです。
洗えない冬用グローブを清潔に保ってくれます。
これ、男女でサイズ展開はなく、S〜XLまでしかないのですが、この私のサイズ感でMでもピッタリな仕様です。(店舗にSがなかったのもありますが…)
というのもめちゃくちゃ伸びます。びっくりするくらい伸びます。
これはほんとに男女問わずおすすめします。
その他検証できなかったけどおすすめされたもの
KOMINEのインナー電熱グローブ(EK-204)
こちらはインナーグローブに電熱が入っているものなので外側のグローブは好きなデザインのものを使用できます。
ただこれはバッテリー駆動ではなく車体から電源を取ってくるものなので自分のバイクのバッテリーまわりを少しいじらなければいけません…それが簡単にできる人はかなりいいものなのではないかと思います。
実際に女性が使っているところを見たのですがかなり暖かそうでした。
サイズもXSでいけるよ〜と言っていたのでインナーなら多少大きくても外側のグローブでギュッとできるのでこれはかなり冬の最適解なのではないかと思います!
バイクの電源さえ自分で引っ張ってこれればッ…!(いつかやってやる)
グリップヒーター
これはもう手袋どうのこうのではなくもうグリップそのものを暖かくしちゃうよ〜というものなので、今回のテーマにはあまり合わないのですが、冬用グローブのゴワゴワ感が嫌いな人はいっそのことグリップヒーターにしてしまえばいいのではないかと思います。
これも外付けでUSB給電のものもあれば、グリップそのものを付け替えてバイクから直接給電するものもあり、かなり値段もピンキリです。
見た目はアレですがハンドルカバーなんてつけちゃった暁には素手でもいけてしまうのでは…?
まとめ
長々と書いてしまいましたが、冬用グローブに悩むライダーの役に少しでも立てたら嬉しいです!
選ばれたのはRosso Style labのXSでした。
みなさんご安全に!楽しいバイクライフを!
満面の笑みでヤエーーー!
では!